同じ素材どうしなので、溶剤で溶かして付ければ出来上がり。
チップ径が9.8ミリの特殊なシャフトのソケットだったので、同色の長さ違いが手に入って良かった。
元のソケットを再利用しても良かったのですが、少し痩せ気味だったので綺麗には収まらないと思ったのです。
ソケットはクラブの強度云々より、クラブのネックからシャフトへの繋がり、美観を引き立てる役割の方が大きいです。
昔のネックが長かったクラブには、見た目のバランスが美しいようにソケットも長かったですし、ネックが無ければリング状だったり、かなり低い高さのモノが付けられたりしています。
ソケットの長かった時代は、そこを飾って個性を出す感じが強く、ユニークなソケットも多く見られました。
そんな賑わいのある飾り部分ですが、基本的には帯状にいろんな色を組み入れてあるモノが多かったです。
着色されていることもありましたが、セルの肉厚が薄くて割れやすかったです。
それを再生する時は、今回作ったソケットと同じようなやり方で修復していましたが、薄いので、同じ色のモノが付いたソケットを色帯の連結を切ってリング状にして、バラバラに慎重に取り外して使ってました。これが大変、しかし使えそうなそれを探すのはもっと大変でした。
そんな繋がり役のソケットですが、飾りゆえにだんだん興味の薄れてきている部分だったら、すこし残念な気もします。
特にウッドに関しては・・・。各メーカー、ホーゼルが「カチャカチャ」のおかげで太かったり、綺麗なラインを犠牲にしなければいけなかったり。
可変機能より重心設定重視優先でしょうか、8g超えのカートリッジは使わない仕様で、大きなヘッドにネックがほんのちょっとついてるだけのようなデザインとか。
デザイン的にホーゼルとソケットをマッチさせるのも難しいですよね。ほんのわずかなことで、シャフトが曲がって入っているようにも見えてしまいます。
リシャフトの際に、選択を迷わせます。