Repair&Remake のページに中長尺パターのシャフトの角度が変えれるようにリメイクしたものを紹介しています。だいたい皆さん、そこがしっくりいかないで触りたくなってくるようです。
長尺のユーザーの方は特にですが、シャフトのアウトラインの左側延長線にフェースのどこのラインが重なるとか。シャフトの傾き具合とライ角のポジショニング。シャフトのベントカーブの、アドレス状態からの見え方。人それぞれに色々な要求があります。グリップの握り方、握る部分でさえ、右手も左手も色んなパターンがあるので当たり前かもしれません。
調整は可能なのですが、S字のベントシャフトの場合曲げと挿し直しを駆使しても、なかなか一発合格を頂く事は難しいです。
さすがにお願いしたことはないですが、ボンドが固まるまで好きな見え方の状態でじっと構えておいてほしいです。
それは冗談ですが、仕上がってからも右手のグリップの仕方や形を変えたり、長さを変えたりする度に調整が必要になる場合があります。
15年くらい前でしたか、ゼブラパターのソールを樹脂で埋めてヘッドの重量や座りを改造するのが流行っていた頃、ゼブラのディープフェースで、ヘッドをかなり重くしシャフトを長くして長尺を作ったことがありました。依頼者はプロでしたから実践と調整を何度も繰り返しました。
ラウンドを終えるとパット数とか今日は良かったとか連絡をくださり、もうちょっとだけこうしてみようかなぁ?とかシャフトの微妙な向きでものすごく苦労しました。
でもこのパターが無ければゴルフできないとまで言ってはったような記憶が?長尺パターが無ければという意味でしょうけど。
それからもたくさんの、その手の長尺への改造をしてきましたが、その時の経験と言うかその時集まった情報が後にすごく役に立ちました。
パターに関してはユーザーの素朴な考え、私にはとうてい考えつかない斬新な発想を基に、ほんとうに色んなことをしてきました。
かなり面白いものがあるので、機会があればまた紹介したいと思います。