グラファイトデザイン社アイアン用カーボンシャフト、受注生産モデルのニューカラーリングDIオレンジです。
写真のモノはAD-115のDIオレンジカラーになります。
AD-65~95とAD-105~115のシャフトは高度設定も動き方もやや別物ですので、購入される場合は注意が必要です。
前者は大きく動きますので、Sでも柔らかめのようなイメージです。
後者はヘビーウエイトで、基本設計がⅩシャフトの設計なため、腰のあたりがかなりしっかりしている印象です。前者のミドルウエイトのモノと比べるとかなり動きが抑えられていて、重量が重くなるだけだと思って選定すると上手くいかないかもしれません。
105、115はⅩのみの設定で、Sシャフトのユーザーには2番手ずらして組んで下さいのようにカタログでは書かれていますが、それでもSX気味な感じと思った方が賢明かもわかりません。
現在のウッド用シャフトでは、Sに近いⅩシャフトが多く出回っていたり、硬度設定自体が柔らかめだったりするので、硬いと聞いても大丈夫と思ってしまい易いですが、105、115のⅩシャフトはちょっとそんなんじゃないので、希望の仕上がりスペックに対して何番用を使えば良いかを相談して慎重に選ばれた方が良いかもです。
この画像は左側がDIオレンジカラーのAD-115Ⅹと右側が9003オレンジカラーのAD-95Sのチップ部です。
バランスポイントも少し先よりにあるので、ヘッド重量との兼ね合いが事前に必要です。
簡単に何番だから何番用ではなく、このヘッド重量だったら仕上がり寸法が何インチで、番手間のピッチがどうだから何番用、それプラス硬さの設定みたいな感じで使用シャフトを選定していった方が良いでしょう。
鮮やかなカラーリングで人気はあるのですが、前者も後者もADシリーズのアイアンシャフトは個別のフィッティングがかなりかなり重要です。
画像のモノは、きれいな発色のクアトログリーンにオーダーカラーリングされたAD-95Ⅹです。
お客様の要望次第なのですが、硬さのフロー具合を好みに合わせるために気持チップカットをする場合もあります。
気持が通じて少し変化してくれます。
そこまでするのは別として、ユーザーの要望、仕様に合うようにいろいろ考えてフィッティングして、初めて価値を発揮するモノになる様に感じます。