日本シャフトと言えば軽量のNS950のイメージですが、日本シャフトの重量級のアイアン用スチールです。
 

80~90g台を軽量スチール、90g台後半~110g台前半までを普通の重さ?のスチールシャフト。110g半ば~120g台は重量級のスチールシャフトみたいな感覚が定着してきているように思います。

 

    カタログ値で、重量の似たところの125.5gNSブルーSと、126gモーダスTXの比較です。

比較を見て頂く前に、少しだけ組み方の話なのですが、きちっと設計されたヘッドの、ネック内部にウエイトを入れてバランス調整をすることを、組み手側もユーザーも嫌いますので、仕上がり長を決める際、ヘッド重量の番手別の変化を考慮します。Tip挿入長も元の凹の深さをベースに設定し、深さの方を調整する場合もあります。

組み立ても、ポンっと挿すだけのようで色々考えることがあります。

NSブルーに関しては、たくさん組んできたのですが、色々な組み立て方をしているので、比較し易いモノが意外に少なかったです。
一番下の羅列してある表は少し見ても比較もしにくいかもしれませんが、番手は無視して頂いて、ヘッド重量、仕上がり長に対しての使用シャフト、硬さという感じで見て頂くと参考になるかも?と思い、載せておきます。

 

           Hwt      Length                                      Total     Product No,
#4BL   251.0g      38.1/8inch   D2.5    321cpm     428.5g     38.0☆
#5MD  251.5g   38.2/8inch     D2.5   325cpm     420.5g    40.0☆

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比較差     0.5g        1/8inch        0.0        4cpm          8.0g         0.0

 

アイアンのセルが2gとして、NSブルーに使ったベルベットラバーが49g、モーダスに使ったイオミックが48g

バッファローの下巻きテープ、グリップとヘッドの装着の際の、溶剤とボンドで3g程度増し。

ややアバウトめな値ですが、完成品総重量内のシャフト単体での重量は、NSブルーが約123.5g、モーダスが約116gぐらいの感じです。

 

 

NS BLUE flex S 

   Hwt    Length                   Total   Product No,
4  251.0g    38.1/8inch  D2.5   321cpm    428.5g    38.0☆
5  257.0   37.5/8     D2.5  327     437.0    37.5
6  265.0   37.1/8     D2.5  333     444.0    37.0
7  270.5   36.5/8     D2.5  343     449.5    36.5
8  278.5   36.1/8     D2.5  351     457.0    36.0
9  286.0   35.5/8     D2.5  353     463.5    35.5
P  295.0   35.1/8     D3    357     472.0    35.0

 

NS MODUS flex TX

5 251.5g  38.2/8inch   D2.5  325cpm   420.5g   40.0☆
6 259.5   37.5/8     D2.5  331      428.0    39.5
7 265.5   37.1/8     D2.5  338      433.5    39.0
8 274.5   36.4/8     D2.5  345      442.5    38.5
9 282.0   36.00      D2.5  352      451.0    38.0
P 291.5   35.4/8     D3    358      459.5    37.5

☆日本シャフトが#4用と設定しているもの。
Tipは32ミリ挿入。
Lengthはグリップエンドを含んだ仕上がり長ではなく、バットカットしたシャフトエンドまで。
どちらの仕様もバックライン無しなので、バランスはバックライン有りを使うより0.5ポイント程重く出てると思います。